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2012年05月23日(水) | SDGs

5月の社会貢献活動。

吉川運輸では、里山の再生と次世代の育成に取り組む活動のサポートをしています。この日は、街の子どもたちが森のなかで科学学習を行う活動のサポートをしてきました。行ってみて驚いたのですが、なんと子どもたちが等高線の上を歩くというのです。子どもたちにはフィールドの白地図が配られています。その白地図を見ながら森のなかを歩き回り、等高線の位置を見つけて行くのです。

私は、「子どもにそんなこと無理だろう。」と思っていたのですが、スタッフと子どもたちが一緒になって自分たちのいる位置を探します。すると不思議なことに等高線の形と山の斜面の形が同じところがあるのです。そこから同じ高さの山の斜面を歩いて行くと、なんと等高線と同じ形で歩けるのです。この様子を見たときは、私も本当に驚きました。子どもたちもそのことが不思議で感動的で歓声をあげていました。

この科学教室は、本当に面白いのだけど、私の体には少しきついですね。スタッフの一人に聞いてみたのですが、これは現地調査といって地形モデルをつくるときに白地図のポイントを現地で調査する作業で、プロの大人でも根をあげるそうです。いつも車に乗っている私にはきつくてあたりまえですね。この子どもたちのなかから、本当の科学者になる子どもが出て来ると、ドライバー冥利に尽きると思います。がんばれ。未来の科学者。